犬はダックスフンドが最強

犬も猫も、カワウソもフェレットも好きだが、どちらかというと犬派のブログ

#3 遊びVS勉強~時間を割くべきはどちらだ~

 

私が中学生のときなんて、休みは友達とモンハン(2G)しかしていなかった。

 

 

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私は学習塾の講師のアルバイトとして働いていた時期があったのですが、あるとき中学生の生徒に何気なく「クラスの中でどのくらいの人が塾に通ってるの?」と聞いてみたところ、「約8割が通っている」という答えが返ってきて非常に驚いた。

 

ふと自分の勤めていた学習塾の周りを見てみると、少子高齢化にもかかわらず学習塾が他に3件も存在していました。

 

そんなことから最近の子供の通塾率が気になり調べてみたところ、文部科学省のホームページで学校の種類別学習費総額を調べた結果が掲載されており、塾などの補助学習費に関する結果が以下の表のようになっていました。

 

 

公立

私立

幼稚園

塾に通っている割合:11.6%
平均年間費用:6.2万円(通っている人のみ)

塾に通っている割合:13.3%
平均年間費用:6.8万円(通っている人のみ)

小学校

塾に通っている割合:37.8%
平均年間費用:15.1万円

塾に通っている割合:69.1%
平均年間費用:32万円

中学校

塾に通っている割合:68.9%
平均年間費用:29.4万円

塾に通っている割合:54.8%
平均年間費用:26.2万円

高等学校

塾に通っている割合:35.4%
平均年間費用:30.2万円

塾に通っている割合:43.6%
平均年間費用:39.4万円

文部科学省平成28年子供の学習費調査」より)

 

私立に入学させる子供の親は、子供への学習期待が高いと考えられるので通塾率が高いことも納得だが、公立の小学校に通っている子供の約37%、公立の中学校に通っている人の約68%が塾に通っていることは驚きました。

 

中学生以下の子供が塾に通うことを自ら希望することは稀だと思うので、ほとんどが親の意向で塾に通っているのだと考えられます。子供にとって塾に通わされるのはいい迷惑かもしれないが、幼い時から勉強を頑張って偏差値の高い学校に行くことで多くの優秀な友人と知り合えたり、自分の学力を高めるのに適した環境が手に入り、これらは自分の将来の可能性を大幅に広げてくれます。

 

 

しかし、小中学生の通塾率が高いことは必ずしも喜ばしいことではないと私は思っています。それはなぜかというと、塾に通うことは子供から遊びの時間を奪うことであり、子供時代の遊びは人生の中で非常に大切なものだと思っているからです。

 

私は子供時代に遊んだ経験に今でも助けられている。

 

例えば、初対面の人と昔流行ったゲームの話で盛り上がったり、昔遊んでいる中で起こった無茶苦茶なエピソードで場を盛り上げたり、遊びの中で生まれた行動や考え方が自分の発言や所作の一部になり、個性の一つとして周りに認識されているものもあります。

 

私がもしも親に塾に通わされていたら、多少学力は上がってもここまでの経験はできておらず、人間的にいまひとつ面白味が足りない人間になっていただろう。今もそこまであるとは思っていないませんが…。

 

遊びは子供の個性や興味関心、才能を確実に引き出してくれる。

それらは勉強と同じか、それ以上に子供を助けてくれることになる。

 

 

ここまで遊びのメリットを述べましたが、遊んでばかりで全く勉強をしなければそれはそれで日常生活に支障をきたすし、勉強はできたほうが何かと得なのは間違いない。

かといって勉強ばかりでは無個性な人間になってしまうし、そもそも勉強が肌に合わない子供もいる。 つまり遊びと勉強のバランス、子供の興味関心、これらを考慮した親の手助けが必要です。

 

幼い子供はどんな選択がどのよう未来につながっていくのかあまり分かっていない。だからこそ人生の道をある程度提示してあげる必要があります。

 

しかし、そこに付け込んで親の希望の将来を押し付けてはならない。

親がどんな大人になってほしいかを押し付けるのではなく、親の「どんな大人になってほしいのか」と子供の「どんな大人になりたいか」を一緒に考えていくことが理想だと思います。

 

 

おわり